「刑法」の学習に必要な基本書を紹介します。
法律の学習効率を上げるために重要なことは、
○ 情報の内容が「最新」のものであること
○ 試験に使われる「行為無価値」を前提に書かれていること
○ 学生の「多数派」が使っている基本書を使うこと
○ 基本書が「薄い」こと
○ ある程度の「網羅性」があること
○ 基本書が「読みやすいこと」
です。
第1位 基本刑法I 総論 [第3版]・基本刑法II 各論 [第3版]
★ ロースクール生の使用割合は、50%以上!!
★ 「行為無価値」を前提として、作成されている。
★ 情報が新しい(総論:2019年3月26日 各論:201年4月4日)
★ 刑法刑法の「総論」から「各論」まで、全ての範囲を網羅しています。
★ ソフトカバーなので、持っていても「かっこいい」わけではない。
行為無価値の代表図書の一つ。迷ったらこの一冊で決まり!!
第2位 刑法 [第3版] 山口 厚
★ ロースクール生の使用割合は、50%以上!!
★ 一冊で、「刑法総論」・「刑法各論」を網羅している。
★ 情報は、新しい(発売日:2015年2月13日)
★ 本書の著者は、最高裁判所の裁判官もやっている
⇒(リンク先[裁判所]:最高裁判所の裁判官 紹介ページ)
★ 刑法を「中立的な立場」から述べられていて、初学者でも迷わない
★ 一冊になっているので、情報量が十分とはいえない。
「行為無価値」だけ覚えるのも問題!!
中立的な立場から「刑法」を考えることができる、秀逸な一冊。
第3位 刑法総論 [第3版]・各論[第7版] 西田典之(著) 橋爪隆(補訂)
★ ロースクール生の使用割合は、20%~30%
★ 情報が新しい(発売日:[総論]2019年3月27日 [各論]2018年3月23日)
★ 本の構成がわかりやすい
★ 「定義」や「保護法益」がしっかり書かれていてわかりやすい。
★ 使用割合がそこまで、多いわけではない。
圧倒的、「緑」の本!!カバーの「かっこよさ」最高ランク
第4位 刑法総論 ・各論[第3版] 伊藤塾呉明植基礎本シリーズ
★ 情報がわりと新しい(発売日:[総論]2017年1月31日 [各論]2017年11月24日)
★ 図や表が多く、初学者にもわかりやすくなっている。
★ 「定義」や「保護法益」がしっかり書かれていてわかりやすい。
★ 論点ごとに重要度が記載されており、優先順位をつけやすい
★ 予備校本は、なぜか教授に嫌われる。
予備校本の代表格!
まとめ
刑法の基本書をご紹介しました。
「刑法」は、「行為無価値」「結果無価値」がごっちゃになってしまうと、理解できなくなってしまいます。
はじめは、「行為無価値」をベースに考えるか、「中立的」な立場から考えるか、いずれかがいいとおもいます。
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