民法の学習に必要な基本書を紹介します。
法律の学習効率を上げるために重要なことは、
○ 情報の内容が「最新」のものであること
○ 学生の「多数派」が使っている基本書を使うこと
○ 基本書が「薄い」こと
○ ある程度の「網羅性」があること
○ 基本書が「読みやすいこと」
です。
第1位 民法(全)[第2版] 潮見佳男
★ ロースクール生の使用割合は、50%以上です。試験戦略として多数派になるのは重要です!!
★ 民法改正に対応しています(2019年3月23日発売)
★ 民法の「総論」から「相続」まで、全ての範囲を網羅しています。
★ この一冊だけでは、試験の知識として不十分
民法の初学者にも理解しやすい内容になっています。
法律は、全体をさらうように勉強することが重要です。これを可能にする基本書の一つです。
迷ったらとりあえず、これ!!
第2位 リーガルベイシス民法入門 [第3版] 道垣内 弘人
★ 民法改正に対応しています(2019年2月9日発売)
★ 民法の「総論」から「相続」まで、全ての範囲を網羅しています。
★ 事例などを通して楽しく学習できる
★ この一冊だけでは、試験の知識として不十分
★ 先生の「くせ」が強く好き嫌いが分かれる(ちなみに、筆者は好きです笑)
民法を楽しみたい人におすすめの一冊
第3位 民法の基礎1 総則 [第5版] ・民法の基礎2 物権 [第2版]

★ ロースクール生の多くが利用しています。
★ 民法改正に対応しています(1:2020年4月8日発売)・(2:2019年4月3日発売)
★ かなり詳しい内容になっています。
★ 「総論」と「物権」のみで債権法や親族・相続は含まれません。
★ 先生の「くせ」が強く好き嫌いが分かれる(ちなみに、筆者は好きです笑)
民法のどの分野を勉強するにもかかわってくる「民法総則」は、これで勉強すべきです。
基礎を固めて、民法に強くなりたい人におすすめ
第4位 内田民法シリーズ(Ⅰ~Ⅳ)
★ 民法の「総論」から「相続」まで、全ての範囲を網羅しています。
★ 債権法は、改正法に対応しています(民法III 第4版: 債権総論・担保物権)
(発売日:Ⅰ2008/4/3 Ⅱ2011/2/11 Ⅲ2020/4/22 Ⅳ2004/3/30)
★ かなり詳しい内容になっています。
★ 全部あわせると、かなり量が多くなります。
「弁護士になったら、とりあえず全部買う。」が定番のシリーズ
より深く理解したい人にオススメです
第5位 物権法 [第2版]・担保物権法 [第2版] 松井 宏興
★ 改正法に対応しています(物権法:2020年12月1日 担保物権法:2019年4月19日)
★ かなり詳しい内容になっています。
★ 物権法・担保物権法のみで、民法総論、債権法、親族・相続法はありません。
薄いのに、重要なことが適格に書かれています。
物権法・担保物権法が苦手な人にこそ、読んで欲しい!!
番外編 家族法 民法を学ぶ [第4版] 窪田 充見
★ 親族・相続を勉強する多くの人が使用しています。
★ 改正法に対応しています(発売日:2019年12月13日)
★ かなり詳しい内容になっています。
★ 親族・相続法のみ!
親族・相続を勉強するなら、これを買って間違いなし!!
まとめ
民法の基本書のおすすめを紹介しました。
民法は、かなり量が多いので「効率的」に学習することができるように、良い基本書を使いましょう。
▽刑法の「基本書」のオススメもご覧ください▽
コメント